ファッション雑誌買い漁り期

ファッション雑誌を買い漁っていた時期があります。

我が家は厳しい家で、昔からミニスカ+ナマ足なんて論外。
胸元の大きく開いた服もNG。シャツのボタンを上から2~3個外すのもNG。
とにかくカッチリした服を着せたかったらしく、
私はせっかく一番ファッションで遊べる10代を、自分らしさを活かすことなく終えてしまったんです。

そしたら当然、ファッションセンスの「セ」の字も身に付かなかった。

念願の一人暮らしを始めた20代、
親の目を離れて「さあ、いざ好きなファッションを!」と思ったのに、
ファッションの引き出しなど何ひとつないことに気づいて、愕然。
だって、今まで会社のOLが着るような無難で大真面目な服を着てきた訳です。
ギャル服なんか着ようものなら、服に着られる始末です。
友達に貸してもらって試してみた古着も、自分が着るとただの古臭いファッション。

で、そこからファッション雑誌買いまくり人生です。
出遅れた分、ファッションセンスを磨かなきゃ!遅咲きデビューはまず雑誌から入るものです。

でも結局、雑誌代がどんどん浪費されるばかりで、
自分に何が似合うのか、何が着たいのかすら考えてなかったので、ムダ遣いに終わりました。

今は雑誌を買わなくても、自分の手持ち服に照らし合わせて、
自分が心地いいと思える服を選べるようになってきました。

時間をかけて、身銭を切って、アイテムを買って、失敗と成功を繰り返す。痛い思いをする。
それが、自分に似合うファッションへの一番の近道だったりします。

ファッション。機能性を取るか、見た目を取るか

ファッションの難しいところ、それは「機能性」と「見た目」が相反するところではないでしょうか。

たとえば夏なら、できる限り薄着したいところだけど、
「あまり肌見せ度が高いのはちょっと・・・」
「体型が出ちゃうのはイヤだ!」
「ワキの汗ジミが怖いから、暑くても半袖インナー必須」
「白シャツを爽やかに着たいけど、地味色でデザインの少ない下着でないとダメ」
などなど。

一方冬なら、ヌクヌクでお出かけしたいところだけど、
「たくさん重ね着したいけど、着ぶくれしちゃう」
「脚を出したいけど、冷え性だから厳しい」
などなど。

おうちの中なら許される機能性重視ファッションも、
外出の時には「ちょっとなあ・・・」と考えてしまうものです。

女性がおでかけ前にバタバタしちゃうのって、
色柄合わせや素材合わせ、シルエット以外にも、こういうところで悩んでしまうからなんですよね。
ほんと、女性って大変!!

女性の外出準備に時間がかかりすぎて、待つ男性がイライラするパターンって多いものですが、
こういう細部にまで気を配ってこそ、女性のファッションは輝くものなんです。

男性のみなさんには、そこのところ、少しだけ理解していただけたらありがたいですね(難しいかな?)。

『ファッションが教えてくれること』で教わったこと

つい先日、『ファッションが教えてくれること』というドキュメンタリー映画を観ました。
「とにかくすべての女性は、この映画を観たほうがいい!」と評価されてて、
実際観てみたら、いやもうホント観て良かったです。もう一回観たい。こないだ観たばっかりだけど。

VOGUE編集部の頂点であり、ファッションの在り方に妥協を許さないアナ氏と、それを支える周囲の仕事人との物語。
「ファッションにかける情熱」とか、そんな生易しい言葉では表せないほどの、ファッションに対する真摯な姿勢がとにかく美しくて。
観ていて思わず姿勢を正してしまったほど。

我々一般人が見ているファッションの世界とは真逆の方向からの視点で、
「ファッション」というものを教えてくれる映画でした。

女性はファッションによってすべてのモチベーションが左右されるし、
モチベーションがファッションに大きな影響を与えることもある。
ファッションは見せかけだけではなくて、
女性の人生観や精神が大きく関わっているんだな、と改めて気づかされました。

ファッションとは、その人そのもの。
そう思ったら、途端に自分のファッションがみすぼらしいような気がしてきて
「これからはちゃんとファッションと向き合おう」と反省。
ファッションと向き合うってことは、自己と向き合うことなんだなぁと感じました。

この映画、面白いです。
「こんなの、遠い世界の話」と思って観てたら、いつの間にか引き込まれてます。確実に。